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基調判断 4カ月連続の据え置き

2015年8月号の記事

 甘利経済財政相は、7月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。
 そのなかで景気の基調判断は、「緩やかな回復基調が続いている」として4カ月連続で判断を据え置いた。

 個別項目では、輸送機械やスマートフォン向け電子機器、軽自動車を中心とした自動車が弱含んでいることから、生産の判断を「一部に弱さが見られるものの、持ち直している」から「このところ横ばいとなっている」に2カ月ぶりに下方修正した。

 また、倒産件数の判断については、「緩やかに減少している」から「おおむね横ばいとなっている」に1年2カ月ぶりに判断を引き下げた。倒産件数は低水準にとどまっているものの減少傾向は止まったとの判断を踏まえた。

 先行きについては、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、原油価格下落の影響や各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。また、リスク要因としては引き続き「中国経済をはじめとした海外景気の下振れ」を挙げている。

 日本銀行が発表した7月の金融経済月報は、「緩やかな回復基調を続けている」とした。先行きについては「景気は緩やかな回復基調を続けていくとみられる」としている。

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