バスケット条項とは、包括条項ともいわれ、法令などで規定する場合、個別具体的に列挙した最後に「その他○○に該当する場合」などを規定している条項のことです。したがって、独占禁止法に限られた条項ではありませんが、平成22年11月30日に公表された「優越的地位の濫用に関する独占禁止法上の考え方」に関してパブリックコメントにかけたところ、ある団体等から、公正取引委員会はバスケット条項を根拠に、独禁法の適用範囲を不当に拡大しているのではないか、という意見が出されました。
これに対して、公正取引委員会は、独禁法でバスケット条項が規定されており、「考え方」はその明確化を図っただけで、適用範囲を不当に拡大しているのではないという考えを示しています。
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