入札が行われ不調に終わった後再度入札に付した場合、第1回目入札の最低価格提示入札者が、引き続き、2回目以降の入札においても最低価格を提示して入札者となることをいいます。この用語は、最初はマスコミから生まれたものと思われますが、的確に入札が行われていれば、一位不動が広く見受けられる状況は入札談合が行われていることを強く疑われるのではないかという論調でした。これに対して、公共工事発注者側では、第1回目の入札で最低価格を提示した入札参加者は、その工事の落札者になることについて強い意欲があることから、第2回目以降も一位不動となる状況になっていることもあり得ると思われる点もあり、それだけをもって入札談合を疑うことは必ずしも適切ではないという考えを示していました。
もっとも、現在は、この一位不動状況について、入札監視委員会における定例会議への報告資料の1つとなっているところです。
(一社)日本電設工業協会が発行するメールマガジン『電設業界』は、当協会の会員並びに電業協会会員企業に所属されている方を対象に無料で配信しております。会員/電業協会会員企業に所属されている方であれば登録は自由ですので、是非ご登録下さい。