今年11月下旬の業界新聞に、ある大学の新規キャンパス建築工事でBIM(ビルディング・インフォーメーション・モデリング)を導入することが報道されていました。このBIMとは、新聞報道では「設計者・施工者間の情報共有による建築生産性などの向上を目指すもの」と紹介されています。
BIMは、現在は簡単な倉庫から複雑な最新建物まであらゆる形態の建物に関連した事業で利用されているようで、BIMを詳しく述べると「意匠設計者、測量技術者、構造設計者、ゼネコン、専門工事業者、さらには発注者へバーチャルインフォーメーションモデルを提供して、それぞれの専門分野知識の追加等が可能となる」とされています。具体的な効用の一つとしては、建物全体における特定図面の関係をコンピュータ上で詳細に再現できるので、意匠設計や施工工程におけるミスを大幅に削減できるとされています。
実際に活用されたBIMの事後評価の検討結果の公表が待たれるところです。
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