知っとく用語解説一覧

くい上がり・くい下がり(公共入札)

 指名競争入札などでは、有資格業者の等級区分(Aランク、Bランクなど)が設けられている場合には、発注する工事規模のランク(Aランク工事規模、Bランク工事規模など)と、同一のランク同士で発注する「等級別発注の原則」というものが広く実施されています。しかし、これでは入札という競争の場が固定されてしまうおそれがあることから、「くい上がり」といわれるものが行われます。たとえば、Bランク業者がAランク工事規模の入札に参加することを指します。
 逆に、小規模工事の場合に多いのですが、小規模でも技術的に難易度が高い工事の場合には、たとえばCランク工事規模にBランク業者を指名することを「くい下がり」として行われます。
 もっとも、近年は、ランク制をおおまかにしたり、ランクそのものをなくしたりする公共工事発注者が増えているところです。

戻る

(一社)日本電設工業協会が発行するメールマガジン『電設業界』は、当協会の会員並びに電業協会会員企業に所属されている方を対象に無料で配信しております。会員/電業協会会員企業に所属されている方であれば登録は自由ですので、是非ご登録下さい。

(一社)日本電設工業協会
〒107-8381 東京都港区元赤坂 1-7-8 (東京電業会館 4F)
電話:03-5413-2161 FAX:03-5413-2166